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プレスリリース
2009.02.16
北海道地域限定の通訳案内士(中国語)受験対策講座を開講しています
国土交通省が所管する資格である通訳案内士は、報酬を受けて外国人観光客に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする人で、単に語学力が優秀というだけでなく、日本地理、日本歴史、更に産業、経済、政治及び文化といった分野に至る幅広い知識が求められます。
地域限定の通訳案内士制度は、国土交通省が2010年までに訪日外国人旅行者数を1千万人にすることを目標に掲げ、外国人旅行者の受入環境の整備を図るため、新たに創設された制度です。現在、北海道のほかに、岩手県、静岡県、長崎県、沖縄県、栃木県が導入済みで、対象となる言語は英語、中国語および韓国語となっています。
札幌大学孔子学院では、北海道限定の通訳案内士制度が平成20年度から導入されたことに合わせて、2008春期講座から、北海道で初となる北海道限定の通訳案内士受験対策講座(中国語)を開講しています。現在開講中の2008冬期講座は、一次筆記試験対策講座と二次口述試験対策講座です。両講座では、平成21年度の試験に向けて少数精鋭で中国語のスキルアップを行っています。
この講座についての詳細は、札幌大学孔子学院ホームページ http://www.sapporo-koshi.jp をご覧ください。
今年度初めて実施された北海道限定の通訳案内士試験(一次筆記試験:平成20年8月30日?31日、二次口述試験:平成20年12月14日)では、受験者数282人のうち中国語での受験者が96人で、その中で最終の二次口述試験合格者は6人という難関の試験でした(北海道庁観光の国づくりホームページを参照)。一次筆記試験合格者には当講座の受講生が含まれています。
当講座の杉江聡子講師によると、中国語を母語とする方々が多く受験されたため、日本人がこの資格をめざす場合には、北海道の地理?歴史や産業?経済?政治?文化の知識も重要なのですが、それよりも、口述試験において中国語での専門的なコミュニケーション能力をどのくらい示すことができるかが合否の大きなポイントになるとのことで、今後の講座内容の重要ポイントと考えています。